J U N E


  旧「JUNE」もくじへ


     


 私が今よりもだいぶ若く(今でも若いんですーー)、まだ私がコレクターのはしくれでもなんでもなく、マニアの知り合いなんてひとりもいなくて、もくじ作成になんの興味もなかったころ、ともだちが貸してくれたのがきっかけで読み始めました。
 その後、古本屋でバックナンバーを集めるようになりました。私の少女まんがの基礎知識はJUNEを読むことによって得たと思っています。それだけ多彩なメンバーが執筆していましたし、情報コーナー、コミックガイドなどであつかわれていた範囲も幅広いものでした。

 「JUNE」は最初、サン出版の「劇画ジャンプ」増刊号「JUN」として創刊されました。「劇画ジャンプ」の現物を私は見たことはありませんが、淑女のみなさまは手にとらないたぐいの雑誌らしいです。服飾メーカーの「JUN」からクレームがつき、3号から「JUNE」と改題しましたと伝え聞いております。
 ところが「JUNE」は8号をもって休刊してしまいます。この辺の事情は私は知りません(倒産とかわかりやすい理由があるとき以外は、廃刊・休刊の理由は一読者にとって不明であるのがふつうのような気がします)。
 この初期8号のことを通称で「旧JUNE」といいます。

 その後、復刊し85号までつづいたものを「大JUNE」、大JUNEをひきつぐかたちで発刊されて、2号だけ出たものを「R(リニューアル)JUNE」と読んで区別されています(誌名は「JUN」2冊を除くと一環して「JUNE」のまま)。
 「JUNE」本体は現在では廃刊してしまいました。

 関連雑誌では「小説JUNE」、「コミックJUNE」、「ピアス」が現在も発売されています。
 他にも「ロマンJUNE」、「別冊JUNE」、「新鮮組」、「JUNE DX」などが号数を重ねて、あるいは突発のものとして発行されましたが、現在では発売されていないようです。

 少女のための少年愛に関する読み物という特殊なジャンルの雑誌なので、さわったこともないという方もいらっしゃるとは思います。しかし、ジャンルが特殊なだけで内容としては決してつまらないものではありません(たぶん)。そういった方にもくじを御覧いただくことによって何らかの発見があると信じております。実際に所持している方には検索用くらいしか役に立ちませんけど(…)。
 かつてのJUNE読者であった方の懐かしむよすがにしていただければ、大変うれしいです。



* 追記:「小説ピアス」創刊(2000/07)。
** 追記:JUNE増刊として「ダーティ松本スペシャル1 美少女たちの宴」(1979.7.15)「ダーティ松本スペシャル2 犯された肢体」(1979.8.15)情報有
*** 追記:「JUNEクロニクル」発売(2001.2)。

  


   
 
home
 

最終更新日:2000.10.11