りぼんコミックメモ


りぼんコミックとは

 「りぼんコミック」とは「りぼんコミックス(のちのジュニアコミック)」のことではなく、また、「りぼんマスコットコミックス」の略称でもありません。1969年1月に「りぼん」の姉妹誌として創刊された雑誌です。
 「りぼん」1969年1月号掲載の広告には「まちにまった漫画とGS(グループサウンズ)の雑誌です。北島洋子、巴里夫、武田京子、貝塚ひろし先生方の力作を、オール読切でおもいっきり味わってください。ごうかな懸賞もあなたをまっていてよ!!」とある。
創刊当初は「読切漫画とGS」の雑誌と銘打っていたが、途中からGSを冠するのはなくなり「読切漫画」の雑誌となる。
 作家陣はりぼん本誌とかなりかさなっているが、本誌で中堅以下の作家の作品発表の場という色合いが強かったと思われる。新人育成にも力を入れており、投稿欄「RC(りぼんミコック)スクール」はほぼ毎月(全21回)掲載された。
 くわしい経過は説明されていないが、1971年3月号をもって終刊。「りぼんコミック」1971年3月号(最終号)の「りぼん・りぼんコミック合併のご挨拶」に「今まで二つの雑誌にわかれていた作家の先生たちや、私たちの力を一つに集めて、今までにないすみからすみまで楽しさに満ちた雑誌をつくることを決心したから」とだけ書かれている。
 「りぼん」1971年4月号は「りぼん・りぼんコミック合併記念超特大号」というかたちで発行された。


りぼんコミックの体裁

 B5版、平綴じ。毎号400ページ前後。


背表紙のデザイン (実際はタテ書きです)

1969〜1970年
    赤地に白抜きでタイトルがはいっている
りぼんコミック 2作品くらいを
とりあげてあおり
年月号

    

1971年
    蛍光ピンクの地に紺色でタイトルがはいっている
りぼんコミック その号その
ものの説明
年月号

収蔵情報(目録をもとにしているため実際の収蔵状況とちがう場合があります)

1969年(1巻) 創刊 9特 10 11 12  
国、現
× × ×
1970年(2巻) 正月 4特 5増 10 11 11増 12
(現) 国、現 国、現
× × ×
1971年(3巻) 新年 3(終) 国=国会図書館収蔵
現=現代マンガ図書館収蔵
○×=自宅所持状況
( )つきは目録にそのように書いてあるもの
国(現) 国、現 国、現
×

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2001.3.23